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2008年4月

食わず嫌いとカラヤン

 今年は「カラヤン生誕100年記念」だそうで、クラシック界はかなり賑やかだ。カラヤンといえば、商業主義のナルシスト……といったイメージもあるため、つい、食わず嫌いしているクラシックファンもいるのだろうし、僕自身も多少はその傾向は持っていた。何枚かの作品は聴いていたのだけれども、心のどこかで「その曲の個性よりもカラヤン自身の個性を大切にしている演奏」といった見方をしている部分があったのだ。

Planet  だが、なんといっても、やっぱりカラヤン! 最近、テレビの特集が組まれることも多く、カラヤンの音や映像に触れる機会は増えているが、誰より多くの録音を残したカラヤンの作品には大きなハズレがないだけでなく、どの作品においても細部まで繊細すぎるほどに気を使って、曲を構成しているのだということが改めて感じられてきた。カラヤンは「世の中には雑な演奏を残す指揮者が多すぎる」というようなことを口にして、精力的に録音活動をこなしていたそうだが、そうした意味でも、カラヤンの録音はそれぞれに、後世に残されていくべき「20世紀最上のスタンダード」のひとつといえるのだろう。
 これまで、それほど多くのカラヤン作品を聴いていなかったなかでは、まったく月並みなところで、ホルストの『組曲≪惑星≫』やベートーヴェンの『交響曲第7番』などが気に入っていた。≪惑星≫は、ジュピターでお馴染みの作品だが、これをクラシック界の名曲に押し上げたのもカラヤンであり、ウィーン・フィル盤、ベルリン・フィル盤の2枚がともに歴史的名盤にされている(僕が愛聴しているのは、惑星ブームのきっかけとなったウィーン・フィル/61年録音盤のほう)。また、≪ベト7≫についてもいろんな指揮者が名盤を残しているが、カラヤン&ベルリン・フィルの76年録音盤などは、第四楽章の疾走感が素晴らしく、何度聴いても飽きることがない。

Wagner  圧巻はワーグナーの『管弦楽曲集』! これぞカラヤン、これぞベルリン・フィルといった感じで(74年録音)、世界的なメガヒットCD『アダージョ・カラヤン』(←名曲集のようなオムニバスアルバム)以上にアダージョで濃厚な音の響きを聴かせてくれる。

 また、最近、テレビでチャイコフスキー交響曲第6番≪悲愴≫の演奏も見たが(74年、ベルリン・フィルの演奏)、≪悲愴≫といえば7枚のレコード&CDを残している曲だけにさすがに凄かった。陰鬱さとゴージャスさが同居している曲なので、カラヤンとベストマッチしているのだろう。とくに第3楽章の迫力などは他にはないもので、「さすがベルリン・フィル……」と、思わずほくそ笑んでしまったくらいだ。ベルリン・フィルといえば、世界最上級あるいは最高のオーケストラというよりも「世界最強のオケ」といったほうがピッタリくる気がするが、こうした演奏を聴けば、そんな印象はさらに強くなる。≪悲愴≫のCDでは、これまで84年ウィーン・フィル盤を聴いていて、絶品の演奏と満足していたが、ベルリン・フィル盤のほうが「This is Karajan」といったイメージには近いのかもしれない。
……これからも食わず嫌いはしないで、もう少しカラヤンを聴いていきたい。

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布団のかまくら

……をつくって、ひそんでいるトラです。

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トラの場合、一度、お気に入りポジションをつくると、そこにいることが増える傾向が強いです。

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ちょっとご無沙汰

……になっていた感もあるモモです。

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変わりは何もありません。

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昨日の2ショット

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いつもどおりのトラ&コタ兄弟ですが……。
コタは少々、気取った顔をしています。

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朝の布団

……で寝ていたトラです。

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目を開けましたが、まだ眠そうです。。。

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88歳のピアノ

 どちらかというと、個人的には弦楽器派なのだが、ピアノ作品のなかにも大好きなものはある。

Rubin  たとえば、歴史的名盤として必ず名前が挙がる一枚だが、ルービンシュタインによる『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番≪皇帝≫』(バレンボイム指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団演奏/1975年録音/BMG)は本当にすごい!
 評価の高さゆえに「どんなものか?」と思っていたが、初めて聴いてときには、“衝撃的!”といっていいほどの感動を覚えたものだ。こういう音に対してどんな形容詞を使えばいいのかは難しい。気品に溢れているのはもちろん、透明感と情感が同居している「他にはない音」が、この華麗な協奏曲にゆったりと、たゆたう。録音時にルービンシュタインは88歳だったというが、それだけの経験と年齢がこの境地を生み出したということなのだろう。
 この境地に近いのは、グレン・グールドの『バッハ:ゴールドベルク変奏曲』(55年録音盤がモノラルで、81年録音盤がステレオ。どちらも不動の評価を得ている)や、ミケランジェリの『ドビュッシー:映像第1集』(1971年録音)といったところか。ともに歴史的名盤に挙げられる作品で、音質はまったく異なるものの、それぞれに「他にはない音」が堪能できる。

Kissin  これらに近い音を期待して聴いたのが1971年生まれの“神童(←元神童?)”キーシンの『シューマン:クライスレリアーナ&バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ』(1997年録音/BMG)だった。
 クライスレリアーナはシューマンによる傑作ピアノ曲で、シャコンヌはバッハ作曲のヴァイオリン史上最高の名曲をブゾーニがピアノ用に編曲したものだ。
 曲も違えば、音のタイプもまた違うので、先に挙げた歴史的名盤とは比較しにくく、一概に「近い/遠い」とはいえないが……、シャコンヌに関していえば、「他にはない特別な音」が聴き取れた。

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トラ、変身……!?

最近、トラはよくこのカゴの中で丸まって寝ています。

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明らかにきつそうで、はみだしたりもしてるんですが、リラックスできるのか、
いつも気持ち良さそうにしています。
そして、ときどき……。

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変身することも……!?

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猫たちの午睡

昨日までにくらべて、急に天気が良くなりましたが、うちのオス猫連中は、気持ち良さそうにずっと、陽の入る窓のそばで寝てました。

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いつものことながら……。

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いちばん気持ち良さそうに寝ていたのはコタでした。
こうしてエネルギーをたくわえられると、夜が怖くなります。。。

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今朝のトラ&コタ

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日常的な一枚ですが……。
コタはなんだか不機嫌そうな顔をしてました。

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チョン・キョン=ファと協奏曲

 世界のトップ・ヴァイオリニストの一人、韓国のチョン・キョン=ファのヴァイオリンは、音の響きがとてもやさしく、大好きだ。キョンファのアルバムは何枚も持っているが、これまで聴いていなかったのが、ヴィヴァルディの『協奏曲集≪四季≫』だった。
1chungfourseasons  だが、クラシックを特集した『一個人 4月号』のなかの企画「不滅の名盤 ザ・BEST100」の協奏曲部門において、この≪四季≫が第1位に選ばれていたこともあり、今回、購入してみた(このアルバムは、EMI CLASSICSが最近出している「BEST100」シリーズに入っているため、どこのレコード店でも購入しやすくなっている)。
 演奏は「さすがキョンファ!」という感じで、格調が高く流麗な美音が存分に楽しめた。とくに「秋」の第二楽章(アダージョ・モルト)などは、かなり僕好みの演奏になっていた。
 ただ、これまで手にとっていなかった理由のひとつでもあるが、「春」の“有名すぎるフレーズ”から曲が始まると、やっぱり素直に曲を愉しむことができなくなってしまう。これは≪四季≫に限ったことではなく、ポピュラーソングのように“消費されすぎているメロディ”は、それを耳にしたときに気恥ずかしさのようなものが生まれて、どうしても純粋に演奏の魅力は味わえなくなってしまう。

2chungtchaikov  そうした意味も含めて、キョンファ作品のなかでは、チャイコフスキーやサン=サーンスのヴァイオリン協奏曲のほうが僕は好きだ。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のメロディにしてもかなり有名なものだが、それを差し引いても、うっとりと聴き惚れることができる、とろける演奏になっている(写真のチャイコフスキー盤は、お馴染みメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲とのカップリングで、DECCAが発売しているもの。別アルバムになるが、サン=サーンスの協奏曲第3番も同様に素晴らしい!)。

 ……『一個人 4月号』の協奏曲部門で第2位に選ばれていたモーツァルト『クラリネット協奏曲』(クラリネット=プリンツ/指揮=ベーム/演奏=ウィーンフィル)は、たしかに絶品! 管楽器ならではの美しい音が幸せな気分を運んできてくれる。このランキング、全体としてちょっとひねりすぎだとはは思うのだけれども。

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いつものポーズ

↓コタ、いつものポーズ。

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↓そしてトラも、いつものポーズ。

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寝姿だけを見ていても、とにかく変わった兄弟です。。。

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プロレス黄金期 伝説の名勝負

 個人的に、90年代にはずいぶん、プロレス本の編集をやっていたものでした。その当時のプロレスファンにはお馴染みのはずの『別冊宝島プロレス読本シリーズ』は、179号以降のもののほとんどは僕が編集を担当していたものだったのです(近年のものは違います)。
 その別冊宝島179号『プロレス名勝負読本』は、僕が編集者として企画段階から手掛けた最初の作品でもあり、とくに思い出深い一冊です。そして今回、この本が改題改訂されて、4月7日からセブレンイレブンなどのコンビニを中心に発売されることになりました。

Bepro  改訂作業は僕も手伝いましたが、この当時のプロレス原稿は本当に内容が濃く、今改めて読み直してみても、相当に面白いものでした。それも当然といえば当然で、80年代~90年代という“プロレスが最も熱かった時代”の名勝負についてを、今ではちょっと考えられないような著者陣が書いているのです。当時のプロレスが好きだった人はもちろん、今のプロレスは好きだけど当時のプロレスはほとんど知らないという人にもぜひ読んでいただきたいと願います。

 表紙は、当時のものとガラリと変わり、古い時代のプロレスファンなら知らない者はいない名作コミック『プロレススーパースター列伝』の原田久仁信氏(原作は梶原一騎)が書き下ろしイラストを描いてくれているので、見るからに「懐かしさ」が漂う一冊になっています。

『プロレス黄金期 伝説の名勝負』(宝島社発行/定価500円)

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トラ&コタ「黄金の日々」

 うちでは最近、パソコンを買い換えたこともあり、データのコピーなどをしていて、古い写真を見てみると……。やっぱり、なんとも言えないものがありました。
 タッペイは子猫のときに保護した元野良で、モモは成猫になってから捨てられていたところを保護した子ですが、トラ&コタは、目も開いていなかった「生後数日」といった段階で家の前に捨てられていて、ミルクを飲ませるところから育てたものですから、子猫時代の写真もそれなりに充実しています。

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これらは2005年の写真なので、今ではずいぶん大きくなりました。今は今で、もちろんかわいいんですけど、この時代に戻ってほしい……という気持ちにはやっぱりなってしまいます。写真を見ているだけでも、キリがなくなります。。。

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