« いつものポーズ | トップページ | 今朝のトラ&コタ »

チョン・キョン=ファと協奏曲

 世界のトップ・ヴァイオリニストの一人、韓国のチョン・キョン=ファのヴァイオリンは、音の響きがとてもやさしく、大好きだ。キョンファのアルバムは何枚も持っているが、これまで聴いていなかったのが、ヴィヴァルディの『協奏曲集≪四季≫』だった。
1chungfourseasons  だが、クラシックを特集した『一個人 4月号』のなかの企画「不滅の名盤 ザ・BEST100」の協奏曲部門において、この≪四季≫が第1位に選ばれていたこともあり、今回、購入してみた(このアルバムは、EMI CLASSICSが最近出している「BEST100」シリーズに入っているため、どこのレコード店でも購入しやすくなっている)。
 演奏は「さすがキョンファ!」という感じで、格調が高く流麗な美音が存分に楽しめた。とくに「秋」の第二楽章(アダージョ・モルト)などは、かなり僕好みの演奏になっていた。
 ただ、これまで手にとっていなかった理由のひとつでもあるが、「春」の“有名すぎるフレーズ”から曲が始まると、やっぱり素直に曲を愉しむことができなくなってしまう。これは≪四季≫に限ったことではなく、ポピュラーソングのように“消費されすぎているメロディ”は、それを耳にしたときに気恥ずかしさのようなものが生まれて、どうしても純粋に演奏の魅力は味わえなくなってしまう。

2chungtchaikov  そうした意味も含めて、キョンファ作品のなかでは、チャイコフスキーやサン=サーンスのヴァイオリン協奏曲のほうが僕は好きだ。チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のメロディにしてもかなり有名なものだが、それを差し引いても、うっとりと聴き惚れることができる、とろける演奏になっている(写真のチャイコフスキー盤は、お馴染みメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲とのカップリングで、DECCAが発売しているもの。別アルバムになるが、サン=サーンスの協奏曲第3番も同様に素晴らしい!)。

 ……『一個人 4月号』の協奏曲部門で第2位に選ばれていたモーツァルト『クラリネット協奏曲』(クラリネット=プリンツ/指揮=ベーム/演奏=ウィーンフィル)は、たしかに絶品! 管楽器ならではの美しい音が幸せな気分を運んできてくれる。このランキング、全体としてちょっとひねりすぎだとはは思うのだけれども。

|

« いつものポーズ | トップページ | 今朝のトラ&コタ »

コメント

Set your own life time more easy take the home loans and everything you need.

投稿: HodgesMelody28 | 2012年12月10日 (月) 07時45分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/195239/20094111

この記事へのトラックバック一覧です: チョン・キョン=ファと協奏曲:

« いつものポーズ | トップページ | 今朝のトラ&コタ »