プロレス黄金期 伝説の名勝負

 個人的に、90年代にはずいぶん、プロレス本の編集をやっていたものでした。その当時のプロレスファンにはお馴染みのはずの『別冊宝島プロレス読本シリーズ』は、179号以降のもののほとんどは僕が編集を担当していたものだったのです(近年のものは違います)。
 その別冊宝島179号『プロレス名勝負読本』は、僕が編集者として企画段階から手掛けた最初の作品でもあり、とくに思い出深い一冊です。そして今回、この本が改題改訂されて、4月7日からセブレンイレブンなどのコンビニを中心に発売されることになりました。

Bepro  改訂作業は僕も手伝いましたが、この当時のプロレス原稿は本当に内容が濃く、今改めて読み直してみても、相当に面白いものでした。それも当然といえば当然で、80年代~90年代という“プロレスが最も熱かった時代”の名勝負についてを、今ではちょっと考えられないような著者陣が書いているのです。当時のプロレスが好きだった人はもちろん、今のプロレスは好きだけど当時のプロレスはほとんど知らないという人にもぜひ読んでいただきたいと願います。

 表紙は、当時のものとガラリと変わり、古い時代のプロレスファンなら知らない者はいない名作コミック『プロレススーパースター列伝』の原田久仁信氏(原作は梶原一騎)が書き下ろしイラストを描いてくれているので、見るからに「懐かしさ」が漂う一冊になっています。

『プロレス黄金期 伝説の名勝負』(宝島社発行/定価500円)

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『グーグーだって猫である③』

 大島弓子作『グーグーだって猫である』の3巻が出てました。
 大島先生といえば『綿の国星』や『サバシリーズ』など、猫を擬人化した作品群でよく知られていますが、こちらの作品は現在の生活をエッセイ的に漫画化したもので(猫たちがしゃべったりはしません)、どこまでも深い猫への愛情が感じられます。読んでいると、その愛情が伝染したように、自分の家の猫たちまでがいとしく思えてくるから不思議です。2巻では大島先生自身の闘病日記が多くを占めていましたが、すっかり病気も癒えたようで、3巻では新たな猫生活が展開されています。
 ふだんはそんな気持ちになることはまずないのですが(著者を呼び捨てする気にならないのもかなり珍しいことです)、本を購入することでわずか数十円の印税であっても大島先生宅の猫に役立てるという気になれるのでお得(?)です。……ちなみにアフィリとかいうのをやってるわけではありませんw

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『グーグーだって猫である③』
(著者=大島弓子/発行=角川書店)

……で、この作品、映画化が決定したようで、監督=犬童一心、出演=小泉今日子で2008年公開予定とのこと。実写版で、“大島猫ワールド”がどのように描かれるのかは想像もつきませんが、猫好きの小泉今日子主演ということもあり、愉しみです。

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なぜ、日本人は?

久しぶりに自分の著書(正確には共著)が出ました。
『なぜ、日本人は?』というタイトルで、“外国人が疑問に思っていそうな質問”に答えて、その回答文の英訳も付けてある「対訳本」です。

・なぜ、「つまらないもの」をプレゼントするのですか?
・なぜ、血液型を尋ねてくるのですか?
・なぜ、クリスマス・イブがデートの日なのですか?
・なぜ、お寺と神社の両方にお参りするんですか?
……といった178の質問に対する回答を書いています。すべての文を僕が書いたわけではなく、昔からよく知っている企画グループにも手伝ってもらいました。そしてもちろん、英訳部分は別の方(外国人)が担当しています。

この本の企画は、こうしたシリーズの“生みの親”的存在である対訳本の第一人者が立ち上げたものなので、僕の色というよりは編集部サイドの色が強く出ている本になっているとは思いますが(僕個人はどちらかいうとノンフィクション志向のライターです)、もしよければ読んでみてください。

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『なぜ、日本人は?』
  [著] 内池久貴+Office Miyako
  [訳] マイケル・ブレーズ
  [発行] ジャパンブック
  [発売] ランダムハウス講談社

    (2007年5月23日発行)

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『ネコを撮る』

 岩合光昭著『ネコを撮る』(朝日新書)を買いました。

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 動物写真家の第一人者・岩合さんには何年か前に取材をしたこともあるのですが……、岩合さんは、巷のネコ雑誌によく載っているような“かわいいネコをいかにもなポースでかわいく撮る”タイプの人ではなく、“町の中や自然の中のネコを自然に撮る(切り取る)” 写真家です。ですから、この本にしても、デジカメ技術指南書のようなものではなく、そういうスタイルの写真を撮るための心構えのような部分が中心に書かれていました。
 新書にしては写真もかなり多く、岩合さんらしい写真ばかりなので、写真を見るだけでも価値はあると思います。

で……、こちらの写真↓は、岩合イズムとはかけ離れた「僕が撮ったトラ」です。

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 競艇関係のカメラマンから、「少し暗めの場所で、コンパクトデジカメで写真を撮るときには、ホワイトバランスを曇天モードにするのもいい」と教わったので、そういう撮り方をしたものです。カメラの機種によって違いはあると思いますが、曇天モードにするとマゼンダ(朱系統)が強くなって不思議な色合いの写真が撮れ、暗くてもピンボケを抑えめにできます。
 一眼レフが欲しいという気持ちもなくはないですが、写真に関して素人の僕は、こうして工夫しながら撮っています。……もう少し、岩合イズムも取り入れたいとは思いますが。

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Boatboy2月号発売

 昨春、出版業界に入って以来の“親友”が競艇雑誌『BOATBoy』(参照http://www.jlc.ne.jp/maga/)の編集長になった縁から、ボクも競艇の仕事を始めました(BOATBoy編集部には猫好きが多いです。変人もいますが……)。
 この『BOATBoy』では、「個性派選手の肖像~魂の航跡」「Dash!ルーキー列伝~明日へのフルスロットル」「艇界のトリビア」という3本の連載記事を持っています。最新号(1/11発売)では「Dash!ルーキー列伝」はお休みしましたが、代わりに、古賀繁輝、岡崎恭裕という2人の注目選手の「対談」を担当しました。2人ともまだ20歳という若さですが、「どんなスポーツにしても伸びる人間は違う!」ということがわかる芯の強さがひしひしと伝わってきたものです。興味のある方は手に取ってみてください。

 競艇の仕事においてはまだまだ新参者ですが、かつて「別冊宝島」で『プロレス読本シリーズ』の編集長代行を務めていたり、『新世紀サッカー読本』を企画・編集するなど、スポーツとは縁が深くなっています。スポーツ関係では、『totoの1億円方程式』(三笠書房)という著書を持っていたり、洋泉社ムックYで『アメリカンプロレス読本シリーズ』を立ち上げたりしたほか、各媒体で競馬関係の記事を書いたりもしていました。
 以前には別冊宝島に籍をおいていたこともあり、この媒体では他に『ペットのおかげ』『僕たちの好きなウルトラマン』『僕たちの好きな京極夏彦』『宮藤官九郎全仕事』……なども企画・編集しています。
 最近は、媒体や版元を問わずに仕事をすることが増えていて、『仏さまのすべてがわかる本』(ぶんか社文庫/参照http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?nips_cd=9981463264)の本文構成を担当するなど、幅広くやっています。
 お手に取ってもらったことがある本は何かありますでしょうか?
 ……今回の記事では『BOATBoy』の宣伝も兼ねて、ボクがやっている仕事の一部を紹介させてもらいました。

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